同情と共感は似ているようで違います。子どもに共感してあげると思いやりが育ちます。
同情は子どもの気持ちを理解、共感はさらに子どもの気持ちを一緒に感じることです。
子どもは毎日いろいろな感情を体験します。
よく気持ちに寄り添ってとか共感しましょうと言われますが、どういうことだと思いますか?
その感情を頭で理解して声をかけてあげることは同情になります。
きっと子どもは悲しいと思っているんだろうなぁと頭でわかってあげることになります。
共感は気持ちを理解することだけではなく子どもが感じている気持ちを一緒に感じることです。
子どもが悲しんでいたら、一緒に悲しんで、喜んでいたら一緒に喜ぶことです。
その行動が同情か共感かは子どもの反応でわかります
子どもは相手の気持ちに敏感です。
自分の気持ちに同情しているのか共感しているのかをすぐに感じ取ります。
子どもが嬉しい時に「よかったね」と同情よりも「やったね。うれしいね。」と一緒になって喜ぶと子どもは「ママも同じ気持ちでいてくれる」と笑顔になったり、おしゃべりになったり全身で喜びをもっと伝えたくなります。
共感をしてもらうともっと相手に自分の気持ちをわかってほしくなるのです。
同情がいけないというわけではありません。
共感はより子どもがママを近くに感じ、安心感を与えることができるのです。
子どもと同じ表情をすることで共感をすることができます
子どもの気持ちに共感するのに簡単な方法があります。
それは子どもの感情が動いたときに子どもと同じ表情や動きをするのです。おもちゃが壊れて悲しんでいたら、子どもと同じように悲しい表情、うまくできて大喜びでジャンプしていたら、子どもと一緒にジャンプするのです。
そうすると子どもはママが自分と同じ気持ちでいてくれると感じ、ママ自身も子どもの気持ちに寄り添ってあげることができるのです。
共感をしっかりしてもらった子は5歳ごろになると思いやりが育ってきます
ママが子どもの感じる感情に丁寧に共感してあげていると、5歳くらいになると思いやりが育っていきます。
Mちゃんは小さいころからお友達におもちゃを取られてはよく泣いていました。
5歳くらいになると、お友達がおもちゃを取られたところを見ると、「悲しいよね」と頭を撫でてあげるようになりました。
Mちゃんが経験した悲しい経験は思いやりとなってMちゃんの心の中で育っていたのです。
子どもの共感脳は子ども同士の共同作業や一緒に遊んで、相手の立場にたって考えることで育っていきます。
子どもが出会う体験にママも共感して、いろいろな感情を教えてあげましょう。
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